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『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を読んだ感想!これは論文にできる。【書評】

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こんにちは、りりーです。

 

りりーが個人的にやっているTwitter企画、「365日毎日作品紹介」。

ネタが尽きそうだったのでおススメの作品を募った結果、心優しい方々が参加してくれました。

その中の1人、ひだまりーぜ@hidamari_ze)さんです。

初対面で自分のおススメを教えてくれるとか、でしょうか(※いいえパティシエです)。

 

その本が


『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』/文道 藤吉豊、小川真理子

です。

『文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』はこんな感じ!

まずは全体像をまとめてみました。

  • 文の口調:横書き、わかりやすい説明書
  • 明るさ:★★★(説明調なので淡々としている)
  • 読みやすさ:★★★★★(例文・良い例・悪い例があり理解しやすい)
  • ページ数:222ページ(知っている部分もあるのでサッと読めてしまう)
  • 本を一言で表すと文章術のノウハウがギュっと詰まっている(信頼度高)

正直に言うと、論文にできるんじゃないですかこれ?というレベルです。

100冊の本をまとめた1冊は、信頼性の高さを感じさせます。

どんな中身?

ノウハウをランキング形式で発表

ランキングを決めるにあたり、次の手順を踏んでいます。

  1. 「文章の書き方」をテーマにした本を「100冊」購入
  2. どの本に、どのようなノウハウが書かれているのかを洗い出す
  3. 共通のノウハウをリスト化する
  4. ノウハウをランキング化する

共通のノウハウは40項目。これをランキングにします。

ランキングをさらに分類

1~7位は、すべての人に身につけてほしい基本ルール

1位文章はシンプルに
2位伝わる文章には「型」がある
3位文章も「見た目」が大事
4位文章は必ず「推敲」する
5位「わかりやすい言葉」を選ぶ
6位比喩・たとえ話を積極的に使う
7位接続詞を「正しく」使う

8位~20位は、ワンランク上の文章を書くためのポイント

8位思いつきはメモに、思考はノートにどんどん書く
9位「正確さ」こそ、文章の基本
10位「名文」を繰り返し読む
11位主語と述語はワンセット
12位語彙力をつけろ、辞書を引け
13位「、」「。」をテキトーに打たない
14位段落はこまめに変える
15位とにかく書く、たくさん書く
16位「わかりにくい」と思ったら修飾語を見直す
17位「書き出し」にとことんこだわる
18位「読み手」を強く意識する
19位「は」と「が」を使い分ける
20位名文を書き写す・真似る

 

21位~40位は気を付けるとさらに文章が良くなる秘訣(詳細は本を買って確かめてね☆)

という流れです。

項目を見ただけでも、「ああ、そういうことか」と分かるような内容になっています。

「正確さ」こそ、文章の基本

※なぜ水泳かは後で触れます

これは私も見落としがちなことなので、注意ログとして載せます。

どんな文章も、第一の役割は「伝えること」。

基本ルールからは外れていますが、これも文章を書く上では大切、というか基本です。

意外と、意識しないと気づけないです。

(悪い例)

吉田さんは岡本さんのように長い時間泳げない。

この文章は誤解を招く文章であることに気づいたでしょうか。

吉田さんが泳げないことは伝わりますが、さて、岡本さんのレベルはどうなのでしょう。

  • 岡本さんは長い時間泳げる(→吉田さんと岡本さんのレベルは違う)
  • 岡本さんも長い時間泳げない(→吉田さんは岡本さんと同レベル)

この文章では、二通りの可能性が出てきます。

つまり、情報を正確に伝えていないのです。

では、どうすればよいか。

(改善例1)

吉田さんは、岡本さんと同様に、長い時間泳げない。

これなら、吉田さんも岡本さんも同レベルで長い時間泳げないことが伝わります。

(改善例2)

吉田さんは、岡本さんが泳ぐように、長い時間泳げない。

改善例2では、岡本さんが長く泳げて吉田さんは長く泳げないことが伝わります。

 

誤解を招きそうな表現は、自分では気づきにくいです。

この視点は常に持っておきたいと、自分への戒めも含め、記しておきます。

感想

文章本を何度も読んでいる人は何度も見た内容かも

そもそも100冊をまとめてるので、自分がこれまでに読んだ本と内容が重複していることは十分あり得ます。

文章術の新しい知識を得るために、この本を読むことは不向きかと思います。

新しい知識を得たければ様々な著者の本を読むべきだと個人的には考えています。

若干ノウハウコレクター寄りなやり方ですが…。

文章力を上げたい人にはピッタリ

今までにつけた知識と内容が重複しているかもしれない、と伝えましたが、その重複こそがキーポイントです。

なぜなら、多くの人が大事だということは本当に大事だからです。

信頼の裏付けとなります。

似た内容を繰り返し聞いているときの捉え方は、「またか」と飽き飽きするのではなく、

「この本もやはり伝えている」と自分の知識に自信をつけていくように読んでいくと、文章に取り組むときに効果が発揮されます。

 

それでも、何言っているのか分からない人のために簡単で少し乱暴な言葉にしますと、

これ知ってるって内容は大事だってプロは皆言ってんだよ自信持ちやがれ

ということです。

なぜ文章力を上げるか?言葉には人を守る力があるから

愛語の実践。それは著者の藤吉さんが文章を書く上で大事にしていることです。

愛語とは、禅語(禅の言葉)のひとつで、

「心のこもったやさしい言葉」

「親しみのある言葉」

「愛情のこもった言葉」

のことです。

これはあとがきに書かれています。

本を最初に勧めてくれたひだまりーぜさんも、あとがきが良かったと語っています。

差別、中傷。匿名性を悪用して広がるSNSの闇。

時に言葉は人を傷つけますが、人を守ることもできると気づきました。

 

私は何のためにブログをしているのか。

何のために文章力を上げようとしているのか。

単純に売り上げを上げたいためではない。

 

自分の文章を読んでもらうことで、読んだ人の心を動かしたい。

あたたかい気持ちになってもらいたい。笑ってもらいたい。

時には唸るほど考えさせたい。

読んでいる時間が彩りあるものにしたい。

 

誰かの人生を豊かにする一手を担えるなら、生きた甲斐があるものです。

なぜ文章力を上げるのか、考えさせてくれました。

おススメ度:☆☆☆☆☆

文章力を上げたい方にはまず1番におすすめできます。

また、どの文章本を買えばよいか迷われている方にはピッタリです。

あらゆる文章本が伝えていることを網羅している本なので、1冊あれば事足りてしまいます。

ノウハウをコレクトする目的でなければ、ブロガーなど文章を書きなれた方も十分読める本です。

これまで培ってきた知識を裏付けでき、さらに「そういえばこれも大事だった」という要素も発見できます。

まとめ

  • 100冊の中から抽出しているから信頼性が高い
  • 自分が知っている内容が出てきたら自信につながる
  • 最後まで読むことで「なぜ文章力を上げるか」考えさせられる
  • ただのノウハウコレクターには不向きの本

基本を知り、基本に立ち返れる本なので1冊あると便利です。

謝辞

この本を教えてくれたひだまりーぜさん。

本当にありがとうございます。

感動するのも分かるわぁ(正直な感想)。

最後にもう一度紹介!

文章力を上げる理由、探しに行きませんか?

そして学び直しましょう。文章はいつ学んでも遅くないし、むしろ学び続けるものです。

 

それではっ

 

『文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』


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