※1分で読めるくらい簡潔にまとめて感想を書いた記事です。
※前回のお話
【備忘録】
行動経済学のお話。
タイトルに惹かれて買った。
韻を踏んでいる感じがもう、いいでしょ、たまらないでしょ。
と思って。
3章 ゼロコストのコスト なぜ何も払わないのに払いすぎになるのか
無料!
の魔力に取り憑かれた人間はどうやら私だけではないようだ。
食べ放題で無料の料理を何度もおかわりをしてお腹が痛くなる。
あるあるだ。
別にそればかりが食べたいわけではないのに。
リンツのチョコとハーシーのキスチョコ。
2つのチョコを使って実験をしている。
~チョコレート販売~
リンツのチョコ:15セント
キスチョコ:1セント
※おひとり様1コまで
リンツはおいしくて高級なチョコ。
まとめ買いすると1コ30セントくらいになる。
キスチョコはおいしいけどリンツと比べたらすごく安い、ありふれたチョコである。
どちらが多く選ばれたかというと、
リンツのチョコだ。(75%くらい)
どれを買うのがお得かを真剣に吟味した結果だろうと筆者は考察している。
では、こちらではどうか。
~チョコレート販売~
リンツのチョコ:14セント
キスチョコ:無料
※おひとり様1コまで
1セント値下げしての販売。
これはなんと69%もの人がキスチョコを選んだ。
リンツがお得であるにも関わらず、である。
同じように
Amazonの〇〇円以上は送料無料というサービス。
たちまち各国のAmazonの売上は伸びた。
しかし、フランスだけ売上が芳しくなかった。
それは無料ではなく20フランにしたからである。
送料が20フランというのも非常に安いが
無料!には敵わなかった。
1セントと無料の間には雲泥の差がある。
無料!というのは私達を興奮させる。
それも、ちょっと余計なものを買うほど考えが緩んでしまう。
消費者としては気をつけないといけない、と思うが
集客や物を売りつける側だったら
無料!を使わない手はないなと思ってしまう。
今日はここでおしまい。