雇われない人生は一見うらやましい感じです。
「自由でうらやましい!」
「会社に行かなくていいんでしょ?」
…という意見をちらほら聞きますが、雇われない人生を選択する前に、一度雇われる人生のメリットを考えた方がよいと思います。
なぜなら、雇われない人生は思っていたよりハードだからです。
私が考える、「雇われるメリット」をお伝えしていきます。
会社(役所)で働くメリット
やるべきことが決まっている
自分が担当する業務があり、ほぼ必ず仕事があるということです。
もちろん、業務の改善や結果を出すために、尽力しなければなりません。その点には決してラクではないことは分かっています。現に私も経験しています。
しかし、雇われないということは、「仕事はない」ということです。
ルーティンが決まっている
「やるべきことが決まっている」ということに似ますが、会社も役所も、決められた時間に行けば良いのです。
どんなに仕事に対するモチベーションが低くても、行けばなんとかなる。
雇われない場合、モチベーションが低いと仕事が進みません。つまり、収入に直接響くのです。
収入が固定されている
正職員であれば、毎月の給料は決められています。
どんなに不況でも雇用されている限り、基本月給はそうそう変わりません。
税金・年金・保険料を代わりに払ってくれる
給与から天引きされているパターンが多いかと思います。
給料明細を見て、「税金で持ってかれすぎ」と感じた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。
働いている時はあまり感じませんが、雇われない選択肢をした途端この重みはさらに大きくのしかかってきます。
スキルアップできる
会社や役所勤めをする最大のメリットだと私は考えています。
研修を受けられることはもとより、同じ部署には同じ仕事をする上司や同僚がいて、わからないことがあればすぐに聞ける環境なのです。
そして、事件が起こっても一緒に解決してくれる人がいる。あまり感じないかもしれませんが、とても心強い環境なのです。
気分で雇われたくないと思っていませんか
雇われて働く身なので、自分の時間を決められてしまうストレスが溜まるのは当然です。
また、人間関係も時にはギクシャクしたり、嫌な案件が浮上したりするのも当たり前といえば当たり前です。
気分で「雇われたくない!」と決める前に、今一度自分の置かれている環境を振り返ってみませんか。
そして自分は本当は何を目指しているのか、改めて考えてみませんか。
と、私は思うのです。
雇われない人生はハード(私の経験談)
私は2020年に役所勤めを引退しました。
もう今の職場、この業界にいても自分のなりたい姿にはなれないと思っての退職でした。
退職した後は「好きなことをできる!!」と喜んだのも束の間。
新型コロナウィルスの蔓延で旅行は自粛ムード。
さらに税金・年金・保険料が家計を逼迫する。
収入もないまま、ブログを始めようとしても何をどうすればよいか分からない。
朝の目覚めも通勤というルーティンがなくなったので、何をすればよいのか分からない。
そして自分はいったい何がしたかったのか。
よくわからず、再就職するということに至っています。
しかし今は、やはり自分は雇われる生き方に向いていないと確信したので、再度雇われない生き方を目指しています。
まとめ
- 会社(役所)勤めのメリットは実は大きい(特にスキルアップと税金関係)
- 雇われない生き方を選ぶ前に、自分が何を目指しているのか、そして現在の環境はどうか振り返ってみる。
私の経験に基づいた話ですが、参考にしていただければ幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。