「なんとかしていくうちに、なんとかなる」——海外移住で効いた一冊【テンプレ】マレーシアに来る前に読んでいて良かった本『ネガティブ・ケイパビリティ』帚木蓬生

はじめに|「移住前に読んでて助かった本がある」
この本を読んだ時、海外移住を考えていたわけでも、
マレーシアに行く予定があったわけでもない。
でも今振り返ると、
「これ、あの時読んでなかったら結構しんどかったかもな」
と思う本がある。
それが
『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』帚木蓬生。
当時の私は、
▶︎ 先が見えない
▶︎ すぐに答えが出ない
▶︎ でも何かを変えたくて焦っている
そんな状態だった。
「ネガティブ・ケイパビリティ」とは何か(かみ砕いて)
この本で語られている
ネガティブ・ケイパビリティとは、
すぐに答えが出ない問題に、
無理に結論を出そうとせず、
その不確かさに耐える力
という考え方。
「どうすればいいか分からない」
「正解が見えない」
そんな状態そのものを、
“ダメな状態”と決めつけなくていい。
というのが、この本の軸だった。
心に残った言葉|「なんとかしていくうちに、なんとかなる」
この本の中で出てくる言葉で、
特に印象に残っているのが、
なんとかしていくうちに、なんとかなる
という感覚。
当時の私は
• 結果ありき
• メンタル落ちるのはダメなこと
• なんとかできない自分はダメ
と思いがちだった。
でもこの言葉を読んで、
「なんとか“できる”ことに意義があるのではなく、
なんとか“している”ことに意義がある」
と、少し肩の力が抜けた。
読んだ当時は、マレーシアに行くなんて思ってなかった
正直に言うと、
この本を読んだ時点では
マレーシアに移住するなんて全く考えていなかった。
ただ、
• 生きる上で
• 仕事や人生で
• 辛いときって絶対来るから
この考え方を持っていようと思った。
「すぐに答えを出せない自分でもいい」
「とりあえずなんとかしてみよう」
という感覚は、
その後ずっと心のどこかに残っていたと思う。
結果的に、海外移住でめちゃくちゃ発揮された
そして数年後、
まさかの海外移住。
✔ 言葉の壁
✔ 文化の違い
✔ トラブル
✔ 思った通りにいかない日常
「これ、正解だったのかな?」
と思う瞬間は、正直いくらでもある。
でもそのたびに、
• 今すぐ結論出さなくていい
• とりあえず今日をやり過ごそう
• なんとかしていくうちに、なんとかなる
この感覚に、
何度も助けられている。
だから、問題を放棄することがなく、
なんとかしようとしてきた。
困難なときに、本が“使える”と実感した話
この本は、
読んだ瞬間に人生が変わるタイプではない。
なんなら解決を目的とする本ではない。
だけど、解決に至るまでの間(もちろん、解決が約束されているとは限らない)、
むちゃくちゃ苦しい時間だけど、
ただ時間が過ぎるのを待つというのも決して何もやってないわけじゃない。
とにかく生きていればいい。
これ、読んでたから
困難が訪れたときに、ふと立ち戻れる考え方を
ちゃんとくれていた。
「あの時読んでてよかったな」
と、あとから効いてくる。
それを、
マレーシアに来てから強く実感した。
こんな人におすすめ
• すぐに答えを出さなきゃと焦ってしまう人
• 環境が変わる予定がある人
• 海外移住・転職・人生の転換期にいる人
• 「迷ってる自分」を否定しがちな人
問題を解決する本ではなく、
問題と一緒に生きる力をくれる本。
今は苦しいかもしれないけど、
問題解決まで焦らなくていい。
まとめ|答えが出なくても、進んでいい
『ネガティブ・ケイパビリティ』は、
• 不安をすぐ消してくれる本ではない
• でも、不安の中にいる自分を肯定してくれる
そんな一冊。
マレーシアに来る前に読んでいて、
本当に良かったと思っている。
余談だけど、
帚木蓬生さんの『白い夏の墓標』も
とてもあたたかいミステリーなのでおすすめ。
静かに心に残る一冊。




