【マラッカ日帰り旅】半日じゃ足りない!歴史街歩きにどっぷり浸った一日(2025年12月)

旅の全体像
2025年12月19日、ひとりでマラッカへ日帰り旅に行ってきました。
今回のテーマは、歴史街歩き。
マラッカの街並みにどっぷり浸ることが目的です。
一言でいうと、
「半日じゃ足りない。夜まで絶対いたい街!」
これに尽きます。
行く前の気持ち・マラッカを選んだ理由
マレーシア国立博物館にあったマラッカのサンチャゴ砦の門きっかけは、マレーシア国立博物館。
そこでマラッカ王国の歴史に触れて、「これは一度、現地に行かなきゃ」と思ったのが始まりでした。
高校時代、世界史で少し習ったマラッカ海峡。
さらに昔ハマっていた大航海時代のゲームの影響もあって、「この海峡がどれだけ重要だったか」はなんとなく頭に残っていて。
実際の景色を、自分の目で見てみたくなったんです。
事前のイメージは、
「観光地で人が多そう」「ちょっとぼったくりなお店もありそう(笑)」。
それでも、オランダ広場だけは外せないと思っていました。
ポルトガル・オランダ植民地時代の面影が残るこの場所を、写真じゃなくて“体感”したかったから。
KLからマラッカへの移動|正直レポ
TBS(Terminal Bersepadu Selatan)出発はのKLにあるTBS(バスターミナル)から。Grabで行くのもよし。私はここまで電車を乗り継ぎで来ました。
今回、マラッカまでの交通手段はバスを選びました。
- 予約:あり(事前にRed Busアプリで決済・予約しました)
- 所要時間:片道2時間、トイレ休憩なし、バス車内にトイレもない
- 運賃:往復約30RM(もろもろ保険もつけているのでもう少し安くできる)
行きは朝早かったこともあり、渋滞もなくスイスイ。
バスの中で寝ていたら、あっという間に到着しました。
ただし帰りは要注意。
夕方以降はKLに近づくにつれて渋滞に巻き込まれます。
遅延のアナウンスは基本なし。「あ、今詰まってるな」と察するしかないのがマレーシア式(笑)。
ちなみに私が乗ったバスにトイレはなかったので、事前にトイレは済ませておくと安心です。
自分が出発するGateを目指そうあと、初めての人が戸惑いやすいのがバスの乗り方。
日本みたいに「〇〇行き」と大きく書いてあるわけではなく、
チケットに記載されたゲート番号がすべて。
QRコードをゲートでかざして乗車します。
印刷は不要、スマホでOK。
ただし、チケットメールは必ず保存しておくこと!
Gateの横にある画面に◯◯行きと表示されると思うじゃん・・・?同じゲート番号でも行き先が不安なときは、ゲート付近のスタッフに確認するのが吉。
私はこれで行きのバスをミスらずに済みました(笑)。
到着後の行程(ざっくり)
マラッカのバスターミナルから歩道橋を渡ってスーパーへ到着してまずやらかしたのが、スマホの充電不足。
前日から充電していなかったことに気づき、残量がかなり危険な状態に…。
仕方なく、近くのスーパー内にあるスタバで朝ごはん兼・充電タイムです。
このロスがなければ、もう少しゆっくり回れたかも…と少し反省。
その後は、こんな感じで街歩き。
▶AEON(WatsonsでTouch ’n Goカードの残高補充。しかしオフラインと言われてできなかったwというかこれ書く必要あるか?)
▶マラッカハウス(Malaqa House Museum)(拝観料:15RM)
▶オランダ広場(Dutch Square)
▶マラッカキリスト教会(Christ Church Melaka)
▶スタダイス(Stadthuys)※なぜかチケット売り場閉まってた
▶セントポール教会(St. Paul’s Church)
▶セントポール教会を下ったとこにある公園(Melaka Historical Vehicle Park)
▶Cafe Nikko & Yoryo Bar(昼食)
▶マラッカ海峡モスク(Masjid Selat Melaka) ※この日はお祈りの日で中に入れず…残念!
印象に残ったスポット
マラッカハウス(Malaqa House Museum)
マラッカハウスを前から見た写真第一印象は、「あれ、京都の町家っぽい?」。
縦に細長い構造ババニョニャ様式の内装なのに、
細長くて、奥にリビングやトイレが配置されている造り。
横に窓はないけど空間が広いので風通しは良さそう商いの街って、国が違っても似た建築になるのかな、なんて思いました。
当時の椅子なのか時々わからないことがある展示は控えめで、解説も多くはありません。
当時の家具は残っているものの、がっつり説明を読むというより、雰囲気を味わう場所。
部屋を越えていくとそこには緑の空間があった中庭がとてもきれいで、
「ここでチルしたいなあ…」としばし妄想。
唐突なSANYOなぜか三洋電機の化石みたいなラジカセが置いてあったのも、地味にツボでした。
人も少なく、ローカル感強め。
落ち着いて見学したい人におすすめです。
ランチで訪れたCafe Nikko & Yoryo Barちなみに、このあと行ったCafe Nikko & Yoryo Barも、
ババニョニャ様式の家を改装したカフェ。
この博物館に来ていなかったら、その良さに気づかなかったかもしれません。
セントポール教会(St. Paul’s Church)
手前におる像はザビエルやで!「これ、地球の歩き方で見たやつ!」とテンションが上がった場所。
よく見ると奥に青い海がある高台に建つ教会跡からは、マラッカ海峡が一望できます。
かつてポルトガルやオランダの船が行き交っていた光景を想像して、ひとり感動。
教会跡地でしか得られない養分がある想像と違ったのは、教会が白くなかったこと。
白いのは鐘つき堂で、奥は廃墟のような造り。
針金で作られたアート。1枚20~30RMくらい。その中に、アーティストたちの作品が並び、モダンで不思議な雰囲気を醸し出していました。
いい意味での期待の裏切り。
明るい空に映えるフランシスコ・ザビエル像も印象的。
この日はKLが曇っていた分、マラッカの晴天が余計にありがたかったです。
完全に観光地なので人は多め。
欧米系観光客も多く、ちょっとしたプチヨーロッパ感がありました。※しかし高台と教会の街並みから少し長崎を思い出してしまったのはヒミツ。
そしてここで、小さなアート作品を購入。
話してみたら、ドイツで修行経験のある本格派アーティストで、
長野オリンピックの時に日本にも来ていたそう。
旅先のこういう出会い、好きです。
食べたもの
カレーパスタ うまい正直、マラッカ名物らしいものは食べていません(笑)。
お昼はCafe Nikko & Yoryo Barで、
日式カレーパスタ(唐揚げ付き)。
素材の味が懐かしくて、ほっとする味。
スパイシーだけど唐辛子系の辛さではなく、香辛料が効いていておいしい。
日本から来た観光客向けというより、
「マレーシア滞在中、日本食がちょっと恋しくなった人」に刺さる感じです。
あと、アイスほうじ茶が濃くておいしかった。
マラッカらしさを感じた瞬間
絶対来たいオランダ広場 ロータリーになっているやっぱりオランダ広場の赤。
そして、少し外れた旧市街に残る、
中華×マレーのハイブリッドなババニョニャ文化。
イポーでも中華系の雰囲気は感じましたが、
高台から見えたので来てみたら思いの外短かったオランダ調の街並みマラッカはそこにポルトガル・オランダの色が加わる。
「貿易の中心地だったんだな」と、街そのものが語ってくれます。
マラッカの時計台 「JAM」はマレー語で「時」至るところにある「Melaka」の文字と、
マラッカ海峡を目にした瞬間、
「あ、ついにマラッカ来たな」と実感しました。
日帰りでどうだった?
マラッカのバスターミナル シンガポール行きもある予算はざっくり200RMくらい。
日帰りでも十分楽しめます。
ただ、歩く距離は多め。
暑さ対策に飲み物は必須です。
今回は日帰りでしたが、
本気で楽しむなら泊まりがおすすめ。
夜営業のポルトガル料理も食べたかったし、
グラブの運転手さんいわく、
「ババニョニャ料理のラクサはマストトライ」らしい。日本でも地方によってラーメンやお味噌汁とかの味が異なるように、マレーシアでも地方でラクサの味が変わるみたい。
ただお味噌汁と違って、ラクサ食べて帰りのバスでお尻が爆発するのは避けたいので(笑)、
次回は泊まりでチャレンジします。
まとめ
運河のボートツアーも乗りたいマラッカを一言で言うと、
「1日じゃ足りない。でも絶対訪れるべき街」。
こんな人におすすめです。
- 歴史が好きな人
- 写真を撮るのが好きな人
- のんびり街歩き派
- 初めてのマレーシア旅行者
次は夕暮れから夜まで、
そしてポルトガル料理とモスク見学をリベンジする予定。
金曜日はムスリムのお祈りの日ですごめんなさいまた必ず戻ってきたい街です。
おまけ


公園には古い車両やらが並んでた。
あと写真には収めなかったけどグラブで移動中モノレールが見えた。地球の歩き方にもなかった(はず)のと、人からも聞いたことがなかった。知らんかったぞ。
次はモノレールをマストトライ!

