マレーシアに来る前に読んでよかった本3冊│想像してから住むという選択

はじめに
マレーシアに来る前、
ネット検索だけじゃなくて、実は本も何冊か読んでいた。
• ガイドブック
• マレーシアが舞台の小説
• 国名が出てくる作品
正直、「役に立つかどうか」も「読むことでどんな影響があるか」もわからなかった。
ただ、マレーシア住むならせっかくだしと思い、気になったから読んでみた程度。
でも実際に来てみて思ったのは、
本を読んでから来てよかったということ。
この記事では、
マレーシアに来る前に読んで
・マレーシアのイメージが湧いた本
・行きたい場所が増えた本
・今の暮らしと静かにつながっている本
この3冊を紹介する。
さらっと私の前提情報
• 年齢:36歳
• 性別:女性
• 家族構成:既婚(夫は日本)/単身でマレーシア移住
• マレーシア在住:10ヶ月
• 読書ジャンル:小説多め、旅ものも好き
1冊目|地球の歩き方 マレーシア2023~2024

はい、鉄板オブ鉄板、王道オブ王道。
観光でおなじみの地球の歩き方ですが、住む前提の滞在にもバリバリ役に立ちます。
来る前の不安を一番減らしてくれた本であり、さらに来た後も役立つ本です。
マレーシア行きが決まってから購入し、ちょこちょこ目を通してました。
よかったポイント
• 読むだけでなんとなく国の雰囲気がつかめる。これ大事。
• お酒の持ち込みがの本数と量を確認できる。これ超大事。
• 物価・交通・エリアの雰囲気。特に交通に関して、電車もバスもどう乗ればよいか教えてくれる。
実際に来てから思ったこと
「あ、これ読んだやつだ」が何度もあった。
地名も、駅の名前も、お店も、
一度頭に入っているだけで安心感が違う。
ガイドブックって旅行用のものだと思っていたけど、住む前に読むのも全然アリだった。
というより、住む人は絶対あった方がいいレベルだと思う。
仕事が落ち着き、休日何しようかなと思った時にサクッと開ける。
2冊目|マレー鉄道の謎(有栖川有栖)

これは行きたい場所を増やしてくれた本。
これから紹介する「熱い絹」のオマージュ。
舞台はキャメロンハイランドで魅力があるのと、やたらとイポー押しの刑事が出てくるので妙にマレーシアの地理に詳しくなる。内容はミステリーで軽快なリズムで進んでいくのでとても読みやすい。
あらすじ
マレー鉄道で起きた事故。たまたま乗っていた実業家の右腕である人物の死。そしてキャメロンハイランドでの密室殺人事件。友人が経営するホテルに呼ばれた火村と有栖が事件に巻き込まれていく。
この本を選んだ理由
タイトルに「マレー」とついていたから(雑)。それに、有栖川有栖さんの火村シリーズは確実に面白いと相場が決まってるので気軽に手に取れた。
読後の変化
キャメロンハイランドの風景、見てみたいわ〜。イチゴのケーキとかマジ食べたい。
あと、イポーイポーいう刑事のおかげで、私にとってイポーが2番目に覚えたマレーシアの都市となった。確かにイポーはいい街だった。
ちなみに、表紙の車両を実際に見たときはマジで湧いた。一瞬だったので写真に収めることができなかったのが口惜しい。
今の暮らしとのつながり
マレーシアあるある、「OKラ」とか「Thank youラ」、語尾に「ラ」をつけるのを知って現地で体感すると「これか…!」と感動した。なお、「ラ」ではなく「ヤ」がつく場合もある。ちなみに私は「ヤ派」である。

3冊目|熱い絹(松本清張)

「マレー鉄道の謎」よりボリューミーでなおかつストーリー全体が暗い(そもそもマレー鉄道の謎がやたら明るいのだが)。松本清張という日本のミステリー界のレジェンドクラスの作家によるミステリー小説。読み応えバツグンである。
あらすじ
たまたま立ち寄った骨董品店の芸術品と、世話をしてくれた女性。何か心に引っかかる部分を感じて店を後にする。一方、軽井沢ではキャメロンハイランドで失踪した実業家の妹が殺された。その後舞台はマレーシアへ。この物語がどうつながるのか…。
そう、タイシルクの実業家、ジム・トンプソンが突如キャメロンハイランドで行方不明になったという本当にあった事件を元にして作られたミステリーである。
なぜこの本を読んだか
「地球の歩き方マレーシア」と「地球の歩き方 タイ」両方におすすめの本として掲載されているのを見つけた。そんなに勧めるならと気になってしまう性分である。
印象に残ったところ
• 1950-60年代という戦後のゴタゴタの中のきな臭いマレーシア。特に国境付近には共産主義の残党が多いという暗い感じ。
• 先住民族の吹き矢、そしてキャメロンハイランドの茶畑(これ本の中ではめちゃ関係している)。マレーシアの歴史を感じた。
• ラストシーン、キャメロンハイランドの寺院。日本とマレーシアを含めた歴史背景も絡み合ってグッときたシーンなのでこれ以上語れない。というかこの幕引きはスケールが大きい。
来てからつながった感覚
時代背景は独立して間もなくのマレーシアなので、第二次世界大戦の色が残る内容。
そのため国立博物館に行って押し寄せる旧日本軍の紹介見た時にこれか、と思った。
また、アスリ族についても博物館で説明があったので、アスリ族が公演を観に来るシーンなどのイメージも湧いた。
上下冊別れるし、内容も多い。
けど、「地球の歩き方」がめちゃくちゃこの本を推すのもよくわかった。マレーシアに来た時により深い楽しみを味わうことができたと思う。
戦後という歴史の背景に興味持ってる人は確実に刺さる1冊。
ガイドブックと小説、どっちが役に立った?
実用的なのはもちろんガイドブックである。
しかし、心を豊かにしてくれるのは圧倒的に小説である。
• 地球の歩き方 → マレーシアでの暮らしや探検に役立つ。電車の乗り方、街歩き、おすすめスポット。現実的な役立ち方である。
• 小説 → マレーシアの国の雰囲気を想像するのに役立った。特に熱い絹ではマレーシアがまだ混乱から抜け出しかけている際の時代なので物々しさが伝わる。そして現代とのギャップを見てこの国の平和を一層感じられた。
ガイドブックを持ってくる人は多いと思う。
でも、小説が合わさることでマレーシアへの理解も一段と深まると思う。楽しさの奥行きが増す感じ。
これからマレーシアに来る人へ
たぶん、転職とか引っ越しとか準備が大変で本を読む暇はないと思う。特に直前。
それでも、今回紹介した本、地球の歩き方は持ってくるとして小説を読むことはマジでオススメしたい。おかげでマレーシアで行きたいところナンバーワンに見事「キャメロン・ハイランド」が返り咲く。
ネット記事や映えるインスタもいいけど、
本は情報だけじゃなく、表面では見えないことを教えてくれる。うまく説明できないけど、小説は臨場感があるので頭の中でそこにいるイメージができるので、リアルでもそこに行ってみたいと思うようになる。
難しいこと抜きにするとガチでこの2つの小説は面白いので読んで損はないです。
松本清張読めたっていう達成感もなるし。
ミステリ好きなら有栖川有栖はマストです!w
まとめ|本を読んでから来てよかった
• ワクワクが増えた。ガイドブックを眺め回すだけでも、マレーシアのイメージが形作られる。
• 深いところでマレーシアとのつながりができた。現地に来ると味わい深いものがある。
• キャメロン・ハイランド推しになる。
読んでおいてよかった。
キャメロン・ハイランドだけじゃないけど、やはり本からの情報は必要やと読んでから実感する。
ぜひとも小説を読んでみてください。





本当にイポー行った記事はコチラ
▶https://yuri-nikki.com/2025/12/07/ipoh-trip/