刺激がほしい!なんかモヤモヤする!自分をレベルの高い人間にしたい!周りと差をつけたい!本が読みたい!
そう思って、書店に駆けこんだことはありませんか?冒頭で述べたことはすべて私の今までに本を買ってきた動機です。意気込んでお店に入ったはいいけど、本を買わずに帰ったこともしばしば・・・。
ただ、同じ経験をしている人はいると思います。
買う本を迷ったり、あれもこれも読みたいけどお金が足りなかったり。
本は文庫本でも700円前後、ビジネス書となると1,500~2,000円は定価でかかります。安価で大量に買えるシロモノではないです。
だけど、月額1980円で要約が読み放題、しかも最新のビジネス書ばかり。そんなサービスがあったら利用しますか?
そうですよね。普通そう思いますし、私もそう思っていました。…実際に読む前は。
今回は本の要約配信サービス「flier(フライヤー)」について紹介します。
本の要約サイト「flier」とは?
プロのライターが要約を出している

最初要約が読み放題というのはあまりそそられなかったのですが、実際にある要約を見ると…え?まるで生で本を読んでるみたいなんですけど!要約といってAmaz●nのレビューを思う人は考えを改めるべき(私がそうでした)。プロってすごいと思った瞬間でした。
要約に入る前にライターのレビューもしっかり書かれているので、単純に中身だけでなく他の人が読んだ感想についても触れておくことができます。
しかも、出版社・著者にしっかり許可を得て掲載しているため安心感は大きいです。
本1~2冊分の値段でほぼ読み放題。しかも10分で読める
もちろん、要約が読み放題なのですがおおよそ4000字を目安に書かれているので読んでいて満足感はあります。
それでも読み終えるのにかかる時間はおよそ10分。通常ビジネス書1冊読み終わるのに4~8時間かかると言われていますが、ギュッと凝縮されているのでわずか10分。さくっと次の本に取りかかることも十分可能です。
気になる本があれこれある人にとっては夢のようなシステムです。なにしろ、本屋で本をパラパラめくっているような感覚なのに1冊網羅しているようなものですから。
配信2700冊(2022年1月時点)、毎日1冊追加される

365日、毎日新しい本の要約が出されます。2月時点でも2700冊を超える数があるので量も十分です。さすがに年間1000000000冊読むっていう人はいないと思うので、十分な量だと考えられます。
しかも、要約される本は厳選されるのでテキトーな本が選ばれるという心配はないです。(逆にテキトーな本というものに出会ってみたいが)
私が考えるflierのメリット
本を手に取るハードルが下がる

試しに要約を読んでみて感じたのですが、割と気軽になんでも選べてしまいます。例えば普通に手に入れると700ページある「21世紀の資本/トマ・ピケティ」も読めてしまうのです。しかも定価6,050円。普通に考えて本屋で気になったとしても、そっと本棚に戻します。
分厚くてたっかい本って結構圧があって手を出しづらいのですが、そんな悩みなんて気にならないです。
実際、まさかの要約があるのでびっくりでした。内容的にも決して簡単ではないので、執筆したライターさんもすごいです。
余談
内容を要約するのってめっちゃ大変なんです。私はブログで本の感想とかで軽く内容をまとめる程度ですがそれでもヒィヒィ言ってます。難解な本の要約はかなり「お宝」です。
少し話がそれましたが、分厚いと手に取りづらい本もボタンひとつで読めてしまう。垣根なんて最初からなかったことに気付かされます。
買うべき本の精度が上がる=時間とコストの節約になる

要約を見ていて満足するものは正直に言って買わなくてもいいかなと思います。逆に、もっと知りたい!なにそれ面白そう!!と思ったものは間違いなく「買い」です。
例えば、本屋さんで本を選ぶときにとりあえずパラパラめくると思います。そのときにコレジャナイと思ったものは戻すし、これだと思ったものや詳しく読みたいと思ったものは買うのではないでしょうか。
同じように、パラパラめくる感覚で要約を読んで判断できるのです。しかも、数ページのチラ見程度でインプットした内容より精度が高いです。
自分が使える時間は有限です。本一つにしても、選ぶなら自分が読むべきものを選びたいですよね。悩む時間も減りますし。
私が考えるflierのデメリット
使わなくても月額はかかる

これを言ったら本末転倒です(笑)。
いわばサブスクリプション(有料で使い放題)なので利用しないとただの出費になります。
コストが心配な方は、まずは無料で7日間お試しできるのでその期間で判断するのが懸命です。
無料や安い料金のプランもありますが、読める本が制限されます。自分に合った使い方をするのが1番です。
要約で満足してしまう可能性
すでにお気づきだと思いますが、要約で満足してしまう可能性があります。というのも、プロのライターさんが書いているゆえクオリティがすごく高いのです。これはライターさんが悪いのではなく、私たちが満足してしまうくらい充実した内容なのです。少なくとも私は満足しかけました。
要約はあくまでも要約。
要約は本の概要把握として使い、実際に読む本を決めるための判断材料にするのが良い使い方だと考えられます。
余談
一時期Twitterで本の要約(図解)が流行っていました。しかもトレンドのビジネス書に関するもの。個人的にすごいなあと思って眺めていた時期もありましたが、いつの日か要約だけだとダメじゃないか?という結論に至りました。結局、実物を自分で味わう楽しさには叶わなかったのです。私と同じ考えの人はいるのではないかな。。。と思ってます。
個人的ににフライヤーをどう思うか
正直に言って驚かされました。私も「要約でしょ?」とあなどっていたからです。(本当にスミマセン)
内容がわかりやすく充実していることはもちろん、ライターさんの文章の書き方も参考になるのです。
私自身、こうしてブログを書いてるわけなので非常に勉強になります。
また、社会人・学生であっても自分で文書を作成したり、自分の考えをまとめて発表する機会はあると思います。普段からそういったことが発生する人には良い効果を発揮するのではないかと思いました。
あと「21世紀の資本」気になりますし。
価格も一見気になるところですが、よく考えたら本2冊(下手すると1冊)の値段です。これで要約を読み放題というのは正直にいうと破格だと思ってます。
まとめ
本当はもっと書きたいですがまとめます。
- フライヤーは1冊の本を10分で読めるようにまとめた「要約」配信サービス
- 配信数2700冊、毎日1冊追加
- プロのライターが書くのでわかりやすく、勉強になる
- 要約は本の概要把握に使うのがベター
- 正直、読み放題はアリ!
「今まで本を読んでこなかったから、これから読もう!」という人にはピッタリなサービスだと思います。
本との新しい付き合いを楽しむために利用するのも良いと思います。
読む本を決められない人、買う本をきちんと選びたい人、とにかくなんでも読みたい人、フライヤーを使って新たな本と出会ってみませんか?